製造業経営コンサルの井上です。
2019年10月の中国の製造業購買担当者景気指数を見ていきましょう。
11月の製造業に影響を与える政治的な事象が多くでるとおもいますので、注目です。実需はあると見てます。
<中国>中国 製造業購買担当者景気指数
中国は統計の正確性の問題はありあすが、同じ条件でのトレンドを捉えることが主眼として見てください。
下げ止まりつつありますが、直近が予測より結果がかなり良くないのが気になります。
<米国>ISM製造業景況指数
アメリカのISM製造業景況指数がここ数ヶ月で急激に悪くなっています。
<日本>製造業担当者景気指数
<日本>鉱工業指数
日本は、2015年=100としてみた場合、全体的にはそれほど悪くない状況で。先行きの見通しは、現場感では悪くなってきています。景気の先行指数を表す「工作機械受注高」を見ておいてください。悪いです。
<ユーロ>製造業購買担当者景気指数
ユーロ圏も、悪いです。その中で特に経済を牽引してきたドイツが特に悪いです。次のグラフを参照。
<ドイツ>製造業購買担当者景気指数
ドイツはかなり悪い状況でしょう。中国への輸出減などが原因なのでしょう。
総 括
全世界的に製造業も景気の底が見えつつあり感じです。ただし、米中貿易の合意がまだなされていない状況の中では、楽観視できません。