こんな記事があった。

半導体大手、自動車参入に壁 高い安全基準が障害に(SankeiBizより)

この記事に関しては、弱電業界の顧客をメインにしていた半導体業界は、安全基準が非常に高い自動車業界への参入が難しいという。装置業でも、大物の加工機や組立機械を設計製作している装置屋なども、小物を加工・組立てする装置は弱いし、逆も強度面などから苦手にすることが多い。

医療業界なら、クラス別の許認可、航空機産業へ加工部品等はJISQ9100が必要であったりする。また許認可だけでなく、業界のスピードも、自動車業界のスピードと液晶などの弱電業界のスピードは、ぜんぜん違う。これは最終製品のライフサイクルも関係してくる。自動車は約2年単位で動いているのにたいして、弱電の例えばスマートフォンは半年から四半期単位で動いている。

新市場へ参入するに当たって、業界を変えることはできない。本気で、多分野・業界への参入を考えているのであれば、自社を変えて変化させる必要がある。

ぜひ、自社の業界の常識は、他業界では非常識と考えて、新分野参入へチャレンジしていただきたい。

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