産業用ロボット購入台数で中国が日本を抜き、世界最大の市場になった。

この記事を要約すると、以下の通り。日本では成長戦略にロボットが入り、産業用ロボットを2倍にする。世界的には活用が進んで、今後の成長産業である。

 

●国際ロボット連盟(IFR)が発表した最新統計によると、

中国が購入した産業用ロボットは、3万6,560台(1位)
日本の購入した産業用ロボットは、2万6,012台(2位)、
米国の購入した産業用ロボットは、2万3,679台(3位)
購入数で初めて中国は世界最大の産業用ロボット市場となった。
製造された産業用ロボット5台のうち1台は中国が購入したことになる
購入量は前年比で60%近く成長した。

●需要が急速に拡大した背景として、製造業における人件費の高騰
その他の新興経済体との競争激化などの影響

●産業用ロボットの稼働台数では日本がダントツの1位となっており、2012年の稼働台数は日本31万台、中国9.6万台、米国16.8万台

●中国市場での産業用ロボットの販売高の約半数は日本の6メーカーが占めており、中国を代表する国産産業用ロボットメーカー4社のシェアはわずか5%にとどまる

 

産業用ロボット購入台数で中国が日本を抜き、世界最大の市場に

─第一財経日報(2014年6月3日)

国際ロボット連盟(IFR)が発表した最新統計によると、中国が2013年に購入した産業用ロボットは3万6,560台で、購入数で初めて日本を追い越し、中国は世界最大の産業用ロボット市場となった。この3万6,560台という数字は、2013年に製造された産業用ロボット5台のうち1台は中国が購入したことを意味し、購入量は前年比で60%近く成長したことになる。なお、2013年における日本の購入数は2万6,012台、3位は米国の2万3,679台であった。