部品加工業・ロボットSIer・製造業専門 経営コンサルタント(井上雅史)のブログ
【製造業コンサルタントの視点】

やはり、デンソーは凄かった(工場見学を終えて)

先日、私の技術マーケティング経営研究会でメンバーとデンソーへ工場見学をして来ました。

デンソー西尾製作所の410工場です。(デンソーは、製作所内の個別の工場を番号で呼んでいるそうです。)

当たりまでですが、デンソーはやはり凄かったですね。

西尾製作所の410工場では、カーエアコン、熱交換器を製造しています。

工場見学や説明、またそこで働いている人から感じ取れたことまとめておきます。

・工場外の敷地で無駄なモノが置いていない
・工場内でも無駄なモノが置いていない
・生産が極限まで自動化されている
・生産設備がより転用可能にする為、短期的な発想で作られていない。
・設備はすべて自社内でメンテナンスをすることが原則。
・メンテナンスする為に、汎用機も含め図面提出が義務付けている
・メンテナンス(保全)人員は、全体の1割
・高い機械は止めない
(大型樹脂成形機1800tでも、段取り替え5分(自動)、1~2ショットで良品が出きるように熱を掛けている。)
・手作業はずべて工程変更、設計変更してでも1つの工程にまとめる
(工程間に手作業工程が入ると、生産数量変動に対応しにくいため)
・自動車メーカーからの発注は、2時間前。(完成品は3時間分持つ)
・生産指示は、工程別在庫が減った分だけ生産する(カバン方式)
・多品種変量生産で、ラインの中で様々な車種の部品が流れている。
・大物部品の移動をできるだけ少なくする工場レイアウトにする。
(樹脂成形が工場の中心にある)
・検査は、不良品を見つけるという発想でなく、良品であるという確認という発想でする。
・不良は、数百個に1個。しかし、ユーザーにとっては、不良にあたった人にとっては100%不良であるので、その一人の為に絶対不良は出さない。
・レクサスは、検査のレベルが違い、検査は2回行う。
・工場の雰囲気、設備、その他から感じられることは、すべて良いものを早く、正確に生産する為に取り組んでいるということが感じられる。

 

一番凄いと思うことは、当たり前のことを、自分たちの顧客の為に、関わる人が真剣に考えて、実施・実行していること。

人間の行うことなので、様々ことがあり物事が進まないことがあると思いますが、目的意識、改善意識が圧倒的に高い強いことが工場見学を通じ感じることが出きました。

 

 

 

ABOUT ME
井上 雅史
(株)船井総合研究所  上席コンサルタント/ エグゼクティブ経営コンサルタント/シニアエキスパート    ●製造業分野のトップコンサルタント    ●船井総研 実績5位(2017年)→実績2位(2018年現在) 高校3年から経営コンサルタントを目指す。理系なので大学で経営工学を専攻。前職(タナベ経営)の最終面接の後に交通事故入院3週間。。。終わったと思ったら合格。タナベ経営 → 船井総研。 コンサルティグ分野は、受託系組立・金属加工業・樹脂加工業から、メーカーの産業機械(工作機械、半導体・液晶装置、印刷製本紙工機械、包装機械、化学機械、真空装置・真空機器、試験・分析機)など、また、修理・メンテナンス、エンジニアリング商社産業財を中心として、圧倒的経験値と実績があります。 特に、経営戦略・マーケティング戦略構築の攻めから、即効性だけでなく永続的に成長できるコンサルティグがポリシーです。また、クライアントの再生や株式公開に導くなど実績は多数。