部品加工業・ロボットSIer・製造業専門 経営コンサルタント(井上雅史)のブログ
工作機械受注統計

【統計】工作機械受注高2018年8月<グラフで見るシリーズ>

産業市場をグラフで見るシリーズ

製造業 経営コンサルタントの井上です。

注目の8月の工作機械の受注高が発表されました。まずは日経より。

工作機械の輸出、8月前年割れ 貿易戦争の影

景気の先行指標と言われる工作機械受注額に頭打ち感が目立ってきた。日本工作機械工業会(日工会、東京・港)が11日発表した8月の工作機械受注額(速報値)は、外需(輸出)額が前年同月比4.4%減となり、21カ月ぶりに前年を割り込んだ。中国市場で米中摩擦の影響から投資の様子見が広がっているとの声も聞かれ、懸念が顕在化しつつある。受注の水準自体は依然高く各社とも生産に追われる状況は続いている
全体の受注額は国内向けがものづくり補助金の効果もあり2割増となったことで5.3%増の1405億円と21カ月連続のプラスを維持した。ただ、受注の伸びは低下しつつあり、空前の活況を維持してきた工作機械受注が変調期を迎えつつある。(日本経済新聞より)

他の記事を見てもどうして下がってきているのかわからないというところですね。
グラフを見てみましょう。

(グラフ 筆者作成)

現場の声を聞いていると国内は当然、半導体製造装置など活況が続いています。
但し、半導体製造装置でも韓国向けが落ち込んでいるようです。メーカーでは、日立国際や荏原製作所など。

現状の工作機械受注高は、過去から見ればかなり高い水準です。1000億円あれば景気が良いと言われてきました。
現状では、1500億円前後なので、2ヶ月あれば以前の3ヶ月分を受注していることになります。
結論から言えば、現状の水準が現実的にまだ良い状態と言えるのでないでしょうか。
1200億円~1300億円を中心に推移していくのではないかと考えてます。

ABOUT ME
井上 雅史
(株)船井総合研究所  上席コンサルタント/ エグゼクティブ経営コンサルタント/シニアエキスパート    ●製造業分野のトップコンサルタント    ●船井総研 実績5位(2017年)→実績2位(2018年現在) 高校3年から経営コンサルタントを目指す。理系なので大学で経営工学を専攻。前職(タナベ経営)の最終面接の後に交通事故入院3週間。。。終わったと思ったら合格。タナベ経営 → 船井総研。 コンサルティグ分野は、受託系組立・金属加工業・樹脂加工業から、メーカーの産業機械(工作機械、半導体・液晶装置、印刷製本紙工機械、包装機械、化学機械、真空装置・真空機器、試験・分析機)など、また、修理・メンテナンス、エンジニアリング商社産業財を中心として、圧倒的経験値と実績があります。 特に、経営戦略・マーケティング戦略構築の攻めから、即効性だけでなく永続的に成長できるコンサルティグがポリシーです。また、クライアントの再生や株式公開に導くなど実績は多数。