IoTに関して、連日、ニュースが絶えないですね。例えば

デンソーが考える、工場から広がるIoTの世界 「ダントツ工場」の主役は「人」だ!
(2016年11月11日 日本電気株式会社 HPより)
https://wisdom.nec.com/ja/technology/2016111001/index.html?cid=wis_np014

NECのHPの情報発信の一つとして出てましたが、デンソーが考えていることが良くわかります。

何の商品を扱っているか、どの分野なのかによって、IoTの方向性は違います。

産業界では、やはりチェックしておくべきことは、IVI(Industrial Valuechain Initiative)です。

IoTを少しでも活用しようと考えている方は、もちろん知っていると思います。

IVIが現在さまざまなワーキングが行われてます。要は、IoTは何か?どう活用するか?ということです。

それは、

1.生産技術情報プラットフォーム
(1)工程情報と製造ノウハウのデジタル化
(2)設計変更時の生産準備情報の連携
(3)CPSによるロボットプログラミングの有効活用
2.現場情報管理プラットフォーム
(1)先端IoTを活用した変種変量生産における作業者支援
(2)品質データのトレサビリティ
3.計画実績連携プラットフォーム
(1)人・物のリアルタイムなデータ収集によるタイムリーな生産計画変更
(2)安価に実現するモノの位置管理システム
4.企業間連携プラットフォーム
(1)標準I/FによるサプライチェーンのCPS実現
(2)標準I/FによるサプライチェーンのCPS実現(出荷物流)
(3)工程情報の共有と企業間連携
(4)複数工場間での工程進捗と納期管理
5.企業まるごとプラットフォーム
(1)中小企業の水平連携における技術情報伝達と共有
(2)中小企業の水平連携と進捗の見える化
(3)町工場の生産工程お知らせサービス
6.予知保全プラットフォーム
(1)プレス機とパネル搬送装置の予知保全
(2)みんなの予知保全(次世代センシング技術による予知保全データの活用)
(3)突発的な設備故障に対する安価な予兆システム
7.設備管理プラットフォーム
(1)人と設備が共に成長する工場ものづくり改革
(2)設備稼働データによる保守/保全の効率化
(3)保全ナレッジ活用による保守/保全の効率化
(4)設備と人の見える化による生産性の向上
(5)企業間生産情報共有による生産リソースの相互融通
8.保全サービスプラットフォーム
(1)自社製品販売後のサービス付加価値向上              (日刊工業新聞より)

となります。

生産技術、現場情報、生産計画実績連携、企業間連携、外注との連携、予知保全、設備管理、保守サービスとなります。

まずは、繋げないと意味がないですが、繋げて、見えること。いろいろなものが数値化していくことによって、より改善が進むことが中小企業においては、メリットではないでしょうか。

自社の現場力を上げていく為の取り組みのあくまで手段です。テクノロジーを取り入れて、変革を促していきましょう。

実際の導入時期は、これからです。早すぎても、遅すぎても良くないので、タイミングをしっかり図りましょう。

私も、三菱電機ビジネスソリューションズ様と年末年始にセミナーをしていきます。タイトルと日時は

タイトル 「IoTを製造現場で活かす為の戦略セミナー」  (仮)

(九州) 2016年12月14日

(名古屋)2017年1月17日

(東京) 2017年1月24日  国際フォーラム

具体的な会場はまだ未定な会場もありますが、詳しくは三菱ビジネスソリューションズ様か、井上まで。