5日のソフトバンクのロボット事業参入のニュースは、紙面を賑わしました。流石、孫社長というところです。見ている未来の時間軸が違いますし、行動力が違います。その中で、個人的に気になることが。製造はFOXCONN(フォックスコン=鴻海精密)が担当するということ。

また、電気自動車メーカーのテスラとFOXCONN(フォックスコン=鴻海精密)が提携をしたというニュースがありました。

フォックスコン、テスラと提携で自動車産業本格参入の可能性

電気自動車大手、米テスラ(Tesla)社CEOのElon Musk氏は3日に開催された年次株主総会で「当社はテスラの生産能力を拡大するため、FOXCONN(フォックスコン=鴻海精密)との提携関係を更に強化している」と語ったが、提携内容には言及しなかった。市場関係者は、「フォックスコンは数年前にINNOLUX (群創)を経由してテスラに自動車用パネルを提供し、双方の協同関係を構築した」と指摘しているが、その後の新たな展開は不透明だ。テスラは今回、「生産能力拡大」と関係があるということを匂わせており、フォックスコンがテスラのアッセンブリーに参画する可能性も出てきた。6月5日付けの台湾紙「経済日報」が報じた。

FOXCONN(フォックスコン=鴻海精密)は、アップル社のiphoneの受託製造をしている会社で、社員数が92万人(2010年)いるアセンブリ系の世界最大手になります。(フォックスコン – Wikipedia)かつてのものづくり大国日本が、同じようなビジネスモデルで海外でやっていてもよさそうですが、現在は台湾のフォックスコンがEMS業界をリードしています。

今回のソフトバンクのロボット事業やテスラの電気自動車事業に対しても、製造を請け負うなど成長産業にしっかり手を出しています。またEMSという受託製造業でアセンブリだけでなく、フォックスコンはさまざまな技術開発を行い、自社に取り込んで成長してています。未来をしっかり見つめて、どんどん新分野や新技術に果敢にチャレンジしない限り、企業の成長はないということでしょう。大企業だからではなく、自社や自分自身でできる範囲のチャレンジは絶対にできるはず。どんどん日本企業、日本のビジネスマンにもチャンレンジをもっとすべきである。

 

詳しくは、「鴻海 知られざる巨大企業 シャープ救ったアップル製造拠点」 日本経済新聞社/日経BP社 を呼んでみてください。

FOXCONN(フォックスコン=鴻海精密)
FOXCONN(フォックスコン=鴻海精密)