明けまして、おめでとうございます。

今年の経済的な見通しは、設備関連は順調推移すると考えられます。

日刊工業新聞で、オークマの会長が

「内需の拡大は長期トレンドになる」―。今からおよそ1年ほど前、13年末に日本工作機械工業会(日工会)の花木義麿会長(オークマ社長)はそう明言していた。

予測通りになってきている。工作機械の受注高は、リーマンショック前の700億円の水準にはまだまだ届かない水準である。

工作機械 受注高 内需(日刊工業新聞電子版より)

ただし、補助金や減税効果でトレンドでは増加にある。全体(外需と内需)では、

工作機械 受注高 内需+外需

 

(日刊工業新聞電子版より)

リーマンショック間の水準に戻った。外需が増えたためである」。海外の需要と為替の影響を受ける体質に変わってきている。

為替をある程度のレベルで安定させて、製造業を日本に増やす対策を政府は考えてもらいたい。

 

工作機械、回復基調が継続
工作機械業界の2015年は回復基調が継続するとの見方が支配的だ。日本や北米のプラス方向の動きに不安定な様子は感じられない。ただ、1ドル=120円に達する急激な円安基調や原油価格の下落といった14年後半まで見られなかった事象が生じている。ロシアへの輸出規制もそうだ。また、14年11月まで17カ月連続のプラス成長中の内需だが、規模としては、08年秋のリーマン・ショック前にいまだ戻っていない。15年の内需は設備投資支援の政策が継続する中でどこまで活性化するか、真価が問われる。