東芝メディカルシステムズの瀧口社長は、グローバルな視点で事業を展開されているため、部品の海外調達など当然の流れになる。国としては国内製造業の生き残りとして医療機器に期待をしている。実際に今後生産が増加はしていくと考えられる。コンサルティングの現場で見ていても、医療機器業界は魅力であるが、数が自動車など見たいに数がでるものでないが、コストが厳しく更に品質にも厳しい。部品加工業含め医療機器製造に係わる企業は、技術力向上はもちろん、生産性向上にもよりいっそう力を入れていかねばならない。

 

・マレーシアで超音波画像診断装置の新工場が12月に稼働
・キーパーツは日本で製造するが、海外で部品調達も拡大したい
・海外工場は中国、ブラジルに次ぐ3拠点目
・マレーシアは中東地域や欧州への物流にも適しており、生産だけではなくデリバリーも考慮し効率化していく

・ブラジル工場からも南米地域への医療機器輸出を検討

・各地の動向をにらみながら、日本からの輸出と現地生産化のバランスを取っていく。

 

医療機器、世界で最適生産

東芝メディカルシステムズ社長・瀧口登志夫氏

◎…「マレーシアで超音波画像診断装置の新工場が12月に稼働する。キーパーツは日本でつくるが、海外で部品調達も拡大したい」と語るのは、東芝メディカルシステムズ(栃木県大田原市)社長の瀧口登志夫さん。(日刊工業新聞 電子版より)