産業分野のコンサルティングで最近感じることは、メーカーは卸機能強化、商社はメーカー機能強化の流れ。

 

今、現在は産業財分野は、太陽光バブルや半導体分野の設備投資、自動車業界の生産増などで、仕事が忙しい状況が続いている。

しかし、少し長い目で未来を見てみると、高齢化社会よりも深刻な人口減の問題が確実にやってきます。また、大手製造業の海外進出は少し落ち着いてきたが、海外調達比率の上昇で国内の仕事は減少トレンドにあることは間違いないです。

 

この状況で自社の固定費を稼ぎ出し、未来への投資をする為にk稼がなくてはいけません。ターゲットとなる業界や分野の企業数が減る中、やるべきことは提供するモノ・コトを増やすことがです。船井流で言えば、MS(マーケットサイズ)を広げるということです。商社はあらゆる商品・製品を仕入れてきました。更に、その存在価値を出していくために、製造機能を付けていく流れがあります。これは製品自体をPB(プライベートブランド)として、企画設計して製造委託していくケースもあるでしょう。産業機械などを提供する場合は、構想設計を自社で行い製造は委託する、いわゆるファブレスメーカーになる技術系商社もあります。商品の横展開だけでなく、川上から川下へ機能の品揃えをする時代になってています。

 

またメーカーは、自社の製品だけでなく仕入れを行うことによって、より顧客の問題解決に寄与することを考えている樹脂切削加工業や他にも多くのクライアントで実施しています。

 

今日も、ある分野の上場企業の専門商社の方と打合せをしました。まさに商社のメーカー機能強化の話でした。このある分野での圧倒的NO.1企業が、他の分野にも果敢に攻めていく。中堅以下の企業も積極的に行動をしていかないとと強く思った。