ここ数年、円安方向に向かい輸出産業の景気が良くなり、日本全体の景気を押し上げるという幻想には気づいていると思います。
80円以下の円高で自動車業界を中心に大手企業は、生産拠点を消費地に近いところで生産を行う体制がほぼできつつある。
また、日本国内の内需が、今後、人口減から成長が見込めないことから、新たな市場を見つけて海外進出等を行う企業が飲食やサービス業でも目立ちつつある。
これを”グローバル化”という日本語で言われている。
日本GDP世界第3位の経済大国。
日本で生まれて、日本で学生時代勉強して、日本で働く。そして、老後も日本で過ごす。
このような人生を送れる日本人は、世界的に見て非常に幸せである。
自国で働いて、食べていける国はそう多くない。
日本以外の多くの国は、自国だけでは到底食べていかないので、海外に働きにでて稼がなければ食べていけないのが当たり前なのです。
そう、「グローバル化」は望まなくても、必然的にそれが当たりまえなので。
どれが良くて、何が悪いというわけではないが、世界的に見る当たり前は、日本の当たり前ではないのです。
いずれ日本も、同じ状況が来る可能性はあります。
自分もそうでしたが、日本だけでビジネスなど考えることをやめようと思います。
いきなり世界的にはいかないですが、まずは日本以外のことも考えながらチャレンジすることが大切です。